群青だより

10年、20年先の子どもたちの未来のために

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

信頼

川上未映子の「すべて真夜中の恋人たち」の中にこんな一節がある。 『信頼…すきとか恋愛とか、愛とか、そういうところから出発するようなものじゃなくて、まずその人の仕事に対する姿勢…そこには、その人の全部が表れる…仕事、それが家事でもスーパーのレジ…

言葉の力

https://www.tokyo-np.co.jp/article/119747?fbclid=IwAR1s9dguRSywjK3ujL0lBsDd4RW0ffbMk7dDGDN67MS90SWbqOqkdwPCA8I

絶対に言ってはいけない「アイシテマス」

愛情を言葉にするのはとても照れくさいですよね。来月出産予定ですが、先日妻が通っている病院の院長先生から内緒で、絶対に言ってはいけない「アイシテマス」を教わりました。ア→あとでいいイ→言ってくれたらやったのにシ→仕事があるからできないテ→手伝う…

メモ- 大村はま「教えるということ」

大村はまさんの「教えるということ」を読みました。この本の中には仏様の指とい位お話が出てきます。それは大村はまさんが若い頃に参加していた読書会の主催者であった、奥田正造先生の話です。そのまま抜粋します。 《あるとき、仏様が道ばたに立っていらっ…

「木を見ずに森を見る」

先日、人生で初めて1000円カット行きました。行きつけの床屋の予約が取れなかったのと、翌日に面談が入っておりどうしても髪を切りたかったので、仕事帰りに寄ってみることにしました。今回感じた1000円カットの利点を挙げてみると①安い②早い③気を遣わない(…

ゴールデンルール

以下は『学び合い』の考え方から学んだことです。どんなクラスにも2割は教師の視点でクラス全体のことを考える力を持っている生徒がいます。学級崩壊とは、そういった2割の生徒がそっぽを向くことで起こるとも言われています。教師はクラスの全員を動かそう…

『学び合い』のその先

2年生になって自由進度学習を取り入れたのは、これまでの1年間で行なってきた『学び合い』をより緩やかでテクニック不要の『学び合い』にしたいと思ったからです。もっともっと緩やかな協同性に支えられた学びの時間にしたいと感じたからです。「一人も見捨…

トライアンドエラー

失敗は成功のもとという格言があります。子どもたちは本当にたくさんの失敗と成功体験を通して、学び、成長していくものです。しかし、学校が子どもに失敗をさせないように、またリスクを犯させないように、環境を整えすぎたり、大人が必要以上に介入してい…

ちょっとした幸せをほのぼのと感じる

『学び合い』の考え方が授業以外のところで少しずつ浸透してきているのかなぁと思います。先日は終業式でした。1学期の最終日ということで沢山の配布物があります。朝教室に入ると6.7人の生徒がその大量の集配物(学校やPTAからのお便り)を協力しながら配って…

「任せること」と「放任すること」の違い

土曜日のオンライン西川ゼミで放任と任せることの違いについてある先生が質問をされました。西川先生はこの違いを次のように答えていました。まず任せるということは、リスク管理をしているということ。そして何かが起こった時にどれくらいのリスクが生じる…

メモ 苫野一徳「学校を作り直す」を読んで

学校を変えたい変えようと思って、一人でどうにかなるものではない。そして、学校の規模が大きくなれば大きくなるほど、教員の個性も様々だし、方向性や考え方も異なってくる。そういった中で、子どもたちが社会で生きていくために自立した一人として生き抜…

自由進度学習始めました

地域によっては定期テストが廃止されている学校もあるようですが、私が勤務する市では今のところはそういった動向の兆しは見えません。今回のテスト範囲は近世の小単元その1(ルネサンス~安土桃山時代)です。新しい試みとして今回、この単元の授業を自由…

主体的に学習に取り組む態度とその評価について

先日、地元の社会科仲間との話の中で、振り返りのワークシートと評価の視点についての話題が上がった。具体的な内容は〇「まとめ」と「振り返り」は何が違うのだろうか。〇「振り返り」をどのように評価するのか、あるいはしないのか。といった内容だ。個人…

任せること

オンライン西川ゼミが行われた。5月末から始まり明日で5回目だ。前回はknow-how「どうやるか」ではなくknow-why「なぜやるか」を説くことが大切であることを学んだ。「なぜやるか?」ということを納得している生徒が一定数いれば、大人がこうしろああしろと…

ぶつかる?かわす?待つ。

大人たちは生徒に仲間の大切さを蕩々と語るのに、実はその大人たちが職場の同僚を大切にできていないような気がする。言ったもの勝ち、やったもの勝ち、自分の狭いテリトリーの中でお山の大将でいる優越感に浸る、自分のクラスがよければいい、自分の学年が…

遊ぶこと、学ぶこと

小学校時代の放課後のあの時間ってすごく貴重だったと思う。一度家に帰ってから集まってくる子どもや、帰る時間がもったいないからとそのまま気の済むまで遊んでから帰る子どもと、いろいろだった。思い思いに集まって、あのゆったりとした時間の中で伸び伸…

どう居るか

日々子どもたちと接している中で、子どもたち一人一人の表情や教室の空気の変化を感じる。穏やかな雰囲気、のほほんとした空気、ピリついた空気、不安な空気といろいろだ。一人一人の気持ちがいつも一定でないように、教室の空気もその時その時で変化してい…

授業について

生徒の学習が単なる無機質な知識の定着や高校受験のための学習では学ぶ意義や楽しさは得られない。あくまでも僕は中学3年間の社会科において【よりよい社会の担い手を育てる】授業を追究していきたい。そのうえで生徒の〈力〉を育みたい。以下①と②を融合し…

社会契約説

授業では…生徒が初めて社会契約論に触れるのは中学校社会科、歴史的分野「近代の日本と世界」である。近代の日本というと「ペリー来航」の印象が生徒にとってもかなり強いであろう。この単元では幕末の日本において、ぺリー来航の歴史的意義とその影響につい…