群青だより

10年、20年先の子どもたちの未来のために

トライアンドエラー

失敗は成功のもとという格言があります。子どもたちは本当にたくさんの失敗と成功体験を通して、学び、成長していくものです。


しかし、学校が子どもに失敗をさせないように、またリスクを犯させないように、環境を整えすぎたり、大人が必要以上に介入しているような場面が多くあるような気がします。これが「管理」に当てはまるのだと思います。


そういう場で育っていく子どもたちはきっと、消極的で失敗を恐れるあまり冒険をしたがらない子どもになっていくのだと思います。遊びや学びへの欲求が圧倒的に少なくなってしまうと感じます。


教師のあるべき姿、それは子どもたちに目標を示し、ミッション(課題)を与え、とことん任せることなのだと思います。今のうちにたくさんごちゃごちゃを経験しておくことがきっと大事です。


任せることは決して「放任」ではありません。子どもにとことん興味を持ち、その姿をみとり、人の道を語るのです。そういった中で子どもが自分の力で乗り越えたり、友だちの力を使って問題を解決する力を身につけていくことが、教師の使命だと思います。