群青だより

10年、20年先の子どもたちの未来のために

ピンチをチャンスに

先週のこと。宿泊行事の代替として計画されていた郊外学習が全国に急速に感染拡大するオミクロン株の影響で急遽中止となった。

 

ここで1日授業をするのもなんか悔しい。何かできないかと学年スタッフと相談していたところ社会科でまち探検はどう?という意見をもらい午前中4時間を使ってフィールドワークを行った。

 

社会科ではちょうど地理的分野の最終単元、地域のあり方で身近な地域について学習する。まさに絶好の機会である。

 

当日の流れは最初にミッションを課し、学区の広範囲の中でミッションを達成するためのルートを各自が考え、時間内に戻ってくるというものである。

 

午前中まるまる生徒をおっ放すのは安全面等で心配がないわけではないが、そういった職員の心配とは裏腹に見事全ての生徒が無事に時間内にミッションを達成して学校に戻ってきた。

 

嬉しい気持ちもありつつ、でも僕からしたら当たり前なのである。なんせ普段授業でやっていることをそのままやっているだけだからだ。違うのは活動する場所と時間だけ。生徒同士のゆるやかなつながりの中で発揮される力は大きい。

 

寒い中ではあったが生徒にとって少しでも息をつける時間になってくれたら良いと思った。