群青だより

10年、20年先の子どもたちの未来のために

教師を超える生徒集団

今週のオンラインゼミの振り返り。

 

『学び合い』の根底にあるもの。それは子どもたちは有能であり、生徒集団を徹底的に信じることである。ゆえに教師の在り方として、子どもたちに方法を強いるのではなく、具体的なミッションを与えることが重要である。

 

教師が生徒の学習活動や日々の生活の中に事細かに介入し、よい授業、よい集団を作るといった考え方もあるだろう。しかし、それは授業、生活設計をした人のセンスや能力に大きく依存する。そしてこのことの最大の欠点は、その教師以上のレベルには決して達しないということである。

 

教師の本当の喜びは、教師が作ったレールの上を走る生徒を育てることではなく、教師の想定を大きく飛び越えていくような生徒を、そしてそういった生徒一人一人の自学力、自走力を生徒同士の関係性の中で高め合うような有機的な生徒集団を育てることだ。