群青だより

10年、20年先の子どもたちの未来のために

三つ子の魂...

息子が5ヶ月を過ぎ、もうじき半年となる。ハーフバースデーなる言葉を妻から教わる。

 


1日のほぼすべての時間を妻は息子と過ごす。その大変さは実際その立場を経験しなければわからないし、きっと僕らが思っている以上に大変なのである。妻を大事にしたいと心から思う。

 

 

 

思えば僕の父は仕事人間で土日ほとんど家にいなかった。そんな父親を小さい頃は尊敬していた。家に居ないことを寂しいと思ったこともなかった。

 


しかし父と共に過ごす時間が圧倒的に少ないという経験から、大人になった今おそらくお互いにどう関わればいいのか分からなくなっているように思う。

 


特に僕に子どもができてから、今まで決して本当の意味で仲の良い親子だった訳ではないのに、いろいろなことを当たり前のように求められるようになり、それは多分特別なことではなくどこの家でも、孫ができれば当たり前のことをなんだと思うが違和感を感じずにはいられない。

 

 

 

多分、心の底から父と過ごすひと時を楽しむことはできないし変なギクシャクはこれからも消えないだろう。

 

 

 

そんな関係でありながらも、僕は父と同じ教師という職に就きその仕事に没頭している。

 

 

 

僕の母は父と結婚して本当に幸せだったのかな、そんなことを考える時がある。母には聞かない。いろんなことを飲み込んで、それでも幸せな自分であろうとする母の強さを知っているから。

 

 

 

今僕に出来ることは妻と息子を大事にすること。そして仕事も、ちゃんと大事にする1人の人間でいることなのである。口ではなんとでも言える。

 


(多分、父が聞いたらお前の親も大事にしろよ、と言われそうだな。)