群青だより

10年、20年先の子どもたちの未来のために

デジタルテスト

これまで自分は、中学校の定期テストは紙で印刷して行ってきました。

 

が、今回初めてMicrosoft formsを活用します。テストの観点は知識・技能と思考力・判断力・表現力の2観点ですが今回は知識・技能の60点分をデジタルで行い40点分は紙に記述させる方法をとります。

 

これまで作成してきたテストは写真やグラフなどの資料を多く使うため10〜12ページほどなっていました。テスト作成と手順とすると、問題と解答用紙の作成→印刷→折り機で織る→重ねて冊子にするという膨大な作業を行ってきました。公立入試に近いものを作りたいと思ってやってきたので、どうしても時間がかかってしまい、それも致し方ないと思ってやってきました。

 

今回60点分をデジタルにしたことで圧倒的に作成から完成までの時間が短縮されました。

 

そしてなによりも時間がかかるのが丸つけ作業。これまで丁寧にやろうとするとどうしても1クラス3時間、これを5クラスという膨大な時間をかけて返却してきました。

 

がデジタルにしたことで、生徒が解答を送信した瞬間に丸つけが自動的に終了します。今回は記述は自分で採点をしますがそれでもかなりの時間が短縮されます。

 

しかしながら、入試が紙である以上今後のテストをまるっきりデジタルにすることはリスクがあります。

 

また定期テストは特別なものでそういった環境の中で身につくものはやはりある(オンラインゼミにて西川純先生より)ので、紙のテストであることの良さはやはりあるのですが、それでも作成と返却にかかる膨大な時間を考えると、デジタルを取り入れていくこともありなのではと思うのです。

 

今後もテストのあり方を模索していきたいと思います。