戦略の語源を調べていると戦いを略る(はかる)とあります。
それはそれとして、戦いを略すとも読めます。
本当にぶつからなければならない時もありますが、なにくそと思ってもぶつからない方がいい時もきっとあるのだと思います。負けるが勝ちなんていうことわざもあります。
そして、合わないと思った相手であっても、こちらが心を開いてみると、親切にしてくれたり、助けてくれたりすることもきっとあると思います。
本当に戦わねばならぬ時までは、刃を研ぎつつ、戦略(戦わないで)を練って、仲間を作ることも大事なのだと思います。
そして、ここぞという時に一つの太刀を迷いなく振り切れるかです。
『「一つの太刀!今!ここ!!」「次」はないっ!!』
これはバガボンドに登場する植田良平にまつわる名言です。
またエースをねらえの宗像コーチの言葉(もともとは早稲田大学テニス部OBの福田雅之助さんが部に送ったものなのだそうです)"この一球は絶対無二の一球なり”というのもありますよね。
この一球は絶対無二の一球なり
されば心身を挙げて一打すべし
この一球一打に技を磨き体力を鍛え
精神力を養ふべきなり
この一打に今の自己を発揮すべし
これを庭球する心といふ
僕は野球の練習で一番好きだったのは真っ暗なグランドでただひたすらに自分と向き合って行う素振りでした。